正しさを伝える場ではなく、妥当性を検証する場。
本プロジェクトは、Nescience学の理論・論文・研究課題を社会に公開し、第三者による批判と検証を通して妥当性を探究するために設けられています。完成された真理として一方的に伝えることを目的としていません。
理論の提唱者はNoh Jesuです。学問である以上、問われるべきは「誰が言ったか」ではなく、異なる立場の第三者が、同じ手続きによって検討可能であるか、です。
第一原理から、文明へ。
Nescience学は、最小限の第一原理・第二原理・第三原理から出発し、存在・認識・主体・関係・教育・技術・文明までを、一つの一貫した構造として再構成しようとしています。それぞれの段階は個別に定義されて並べられているのではなく、ひとつ前の段階から導出可能であるとする理論構造を提示しています。
原理を途中で付加せず、最小限の原理から一貫して導出する構成を採っています。導出の妥当性自体が、第三者検証の対象です。
原理
存在と認識が分かれる手前の起点、主体と対象の分化、そして関係としての結び直し。
認識・存在・主体・対象
個別の学問がそれぞれ切り出してきた、知の基本要素。
個人・関係・社会
認識と存在の構造が一人の人間として立ち現れ、関係と共同体の秩序へ広がる次元。
教育・技術・文明
認識の構造を次の世代へ手渡す営み、認識と行動を拡張する手段、そして積み重なった結果としての到達点。
一篇ずつ、発表の準備ができている。
Nescience学は、既存学問との比較を通じて論点を明示する形で、8篇の論文として整理されています。カント永久平和論、ヴィトゲンシュタイン言語哲学、近代教育哲学、ゲマインシャフト・ゲゼルシャフト論、フッサール現象学などとの対比から、それぞれの主張と検証課題を提示しています。
言葉の定義から、検証は始まる。
Nescience学は、日常語と重なる語を独自の定義で用います。定義が共有されないままの議論は、賛同も反論も成立しません。主要な用語について、定義とその出典となる論文箇所を対応づけて公開していく方針です。
Nescience
ラテン語 nescientia(知らない状態)に由来し、ne-(〜ない)と scire(知る、物事を区別する)から成る語です。区別することも知ることもできない領域を指します。
1-5-1言語生態系
人間の認識・判断・言語が成り立つ構造として提示されている理論上の枠組みです。名称・構造そのものが検証対象です。
五つの自由
認識と存在の理論的な整理です。すでに前提としてしまっているものから離れる条件を五つに分けています。
六つの自由
認識の変化を行動・社会参加へ展開する実践的な整理です。五つの自由とは役割が異なります。
完全学問
絶対に正しく、二度と修正されないという意味ではありません。成立条件を明示し、検証に開くという方法上の要請を指します。
※ 用語集の全文公開は準備中です。現時点では論文本文の定義が一次資料となります。
どの問いが、どこに接続しているか。
研究の全体像は、理論・実践・社会展開の三つの領域に整理されます。各領域は独立した研究テーマではなく、原理からの導出関係で接続しています。
理論
認識と存在の成立条件、1-5-1言語生態系、五つの自由。Nescience学の土台にあたる領域です。
実践
知行合一。Know・Do・Make・Hope と六つの自由による、認識から行動・社会参加への展開です。
社会展開
AI文明、世界基軸教育、尊厳共同体、社会実装モデル。理論と実践を社会の側から検証する領域です。
INTERNAL REVIEW ― 内部評価による現在地。
現在地は、内部評価による自己申告です。第三者検証を経た評価ではありません。完全学問として成立するための条件に対して、どこまで到達していると内部で評価しているのかを公開し、その評価自体を検証の対象としています。
内部評価:相当程度到達
原理からの導出構造、論文としての整理、用語の定義について、内部では相当程度まで到達していると評価しています。
第三者検証:未着手の領域を含む
外部からの批判・反証・比較研究は、これから本格的に始まる段階です。
できていないことを、先に書く。
現時点で未検証である事柄を明示します。第三者が検討に入るために必要な情報だからです。
1-5-1言語生態系の構造
名称と構造そのものが、外部からの検討を経ていません。
教育としての再現性
同じ手続きで学んだ人に同じ理解が成立するかどうかは、実践を通じた検証が必要です。
情報生態系への影響
人間側の言語の変化がAIの学習環境をどう変えるかは、研究課題としての提示にとどまります。
既存学問との比較の網羅性
比較対象の選定と論点の設定について、外部からの指摘を受ける段階にあります。
提唱者の理解だけで完結させない。
第三者検証は、賛同の表明を求める手続きではありません。定義・原理・論証を外部が追跡し、疑問を提示し、反証可能性を検討できる状態をつくることを指します。批判・反論も、同じ手続きの一部として扱います。
公開
論文・定義・論証を、外部が追跡できる形で公開します。
検討
異なる立場の研究者・実践者が、同じ手続きで内容を検討します。
反証
反論・反証の提示を受け、理論の修正または限界の明示を行います。
記録
検討の過程と結果を記録し、次の検証が参照できる形で残します。
既存学問との、論点の突き合わせ。
比較研究は、既存学問を否定するために行うものではありません。それぞれの学問が成立する前提と限界、そして相互の接続点を明らかにすることが目的です。8篇の論文は、いずれも既存学問との比較という形式で論点を提示しています。
賛同ではなく、検証への参加。
Nescience学の妥当性を検討する第三者研究員を募集しています。求めているのは賛同ではありません。定義と論証を追跡し、疑問と反論を提示する参加です。
どこから入るか、選べるように。
研究への関わり方は一つではありません。論文を読む、第三者研究員として検証に加わる、リアルイベントで直接話を聞く、といった入口があります。
小冊子の受け取りを希望される場合は、Noh Jesuのサイトからいずれかのリアルイベントへ参加し、参加時に小冊子希望の旨を事前にご連絡ください。